押入れの湿気取りにご用心!

「2Fの床が濡れていて、雨漏りしているみたいです。」

お引渡しして3年が過ぎたT様からご連絡をいただき、慌てて様子を見に行きました。
ここは当社で最初の低燃費住宅なので、余計に不安がよぎります。

こんにちは。低燃費住宅千葉の城戸です。
本日はお客様からあった雨漏りのご連絡からスタートした一連の事件についてご紹介したいと思います。

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お客様宅へ訪問すると、ご連絡いただいた通り床が濡れています。
しかも数ヶ月ずっと濡れたままの状態とのこと。

通常室内にシミが出る場合は、原因は雨漏りに限らず下記のようなことが考えられます。

1.雨漏り
2.設備配管などからの水漏れ
3.結露

今回の場合は原因がはっきりせず、その日は何も分からず帰ることになりました。

そして、装備と人員を整えての再挑戦!
屋根裏に入るも水が通った跡は見つかりません。

こうなってしまうともうお手上げです。
これはもう壊して中を見るしかないということで、T様へお断りの上壁を剥しました。

壁の中はまったく濡れておりません。
もう後戻りは出来ませんので、床も剥がすことになってしまいました。
剥がしていくと乾いた部分に突き当たり、水の元凶は見つかりませんでした。
結局夜の7時過ぎまで大工さんに作業してもらったものの、この日も原因が分からず
収穫なしで引き上げました。

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翌日もう一度考えてみると、クローゼットのレールの周りが一番濡れているように見えます。
レールの上から水をこぼしたような。
そうした視点で調べなおすと、どうも押入れの湿気取りが怪しい。

便利な押入れの湿気取りですが、湿気取りに溜まった水を床にこぼしてしまうと、
床が湿気取りのようになり湿気を吸い続けてしまうそうです。

まさしく今回の事例と同じ症状です。
それでも確証は持てなかったので、リトマス試験紙を持って再訪問。

わずかですが赤色のリトマス紙の色が変わりました。
湿気取りに含まれる塩化カルシウムの反応かと思われます。
小学校の理科実験が、まさかこんなところで役に立つなんて。

湿気取りの水をこぼしてしまった場合、濡れ拭きと乾拭きを繰り返し
雑巾に塩化カルシウムを吸着する必要があります。
なかなかに気の遠くなる作業です。

今回は僕らも非常に勉強になった経験でした。
それにしても雨漏りではなくて良かったです。

皆様も押入れの湿気取りはこぼさないようにご用心ください。

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